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「新たな世界・・・・・・？」

「ああ、そうだ。」

男は大仰に頷く。

「もちろんルールも変わっている。難易度で言うならこちらのほうが上だろうがリスクでいえばこちらのほうが少ないな。」

俺はそれらの話を呆然と聞いていた。
実際、俺は前の・・・男の言うところの『サイレントワールド』で特につらかったことなどない。
記憶を失ったわけでもなければ死んだわけでもない。
だが・・・・・・。

「お前たちは何が目的なんだ？」

こぶしを握り締め問う。
少なくともこいつはこの事件をおこしたやつと何らかの関係がある。
少しでも情報をつかみこんなもの早く終わらせなくては・・・・・・。

「さあな。」

「なぜ死んだ奴らの記憶を消した？」

「なぜだろうな？」

「・・・この世界は何のために作られた？」

「おいおい。それは何が目的かっていう質問と同じ意味だろうが。」

「答えろ！！」

思わず怒鳴る。

「そんなこと言ったら俺があいつらに消されちまう。まぁヒントをやるとしたら・・・これをクリアしたらおのずと見えてくるって言っとくか。」