無料で楽しめるちょっと大人のケータイ小説

廊下に誰もいないのを確認した後、私達2人は向かいの部屋に足を運んだ。


「俺の部屋だから、好きにしてていいし・・・・あ、風呂沸かしてあるから入ってこいよ。服は取ってきてやるから。・・・・訳はその後な」

無言のまま頷き、静かに風呂に入った。湯船に肩まで浸かると、水面に自分の顔が映った。


「酷い顔・・・」



傷心している暇はない。私はリーダーなんだから。
ここで考えることは1つだけ。

リファンがどうして襲ってきたか。

普段の彼は気さくでお調子者。確かに少し変態だったけれど、今日みたいに相手のことを考えない軽率な行動はしないはず・・・。
あと敵の物を勝手に盗んでくるところもあった。昨日の間に色欲系の魔法にかけられたとか・・・？いや、先程のとき以外は普通だった。なら、時間的に夕食ってことに・・・・。