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女剣士のお悩み事情

第1章 非力な女剣士

「・・・・犯す・・?」
「えぇ。・・・・駄目ならいいの。馬鹿な願いだと思って聞きながして」

犯す・・・?
つまり、ヤッてくれ、って事だよな・・・・?

いや、『冒して』って言ったのかもしれない。また魔物の巣とか・・・。

・・・・違う。イアラなら、みんなの前で相談する。俺より先に。



ならやはり、自分を犯してくれって意味になる。


思考回路をフル回転しながら、イアラの裸を想像し、体温が上がる感じがした。


「幼馴染みでも、やっぱりそれは駄目よね・・・ごめんなさい、忘れて」

忘れられる訳がない。


彼女は男の俺より鈍感らしい。
彼女にとって、仲間とは性別関係無く信じられる者という認識なのだろう。しかし、男は男だ。ヤッてくれ、と言われたら理性が保てなくなる。



好きな女なら、尚更だ。

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