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女剣士のお悩み事情

第1章 非力な女剣士

国に伝わる剣をたずさえ、白い軽装備の鎧を装着し、足には履き馴れたブーツ、多くない荷物を持ち、私は国をとびだした。

幼馴染みのラルドと共に。

彼と一緒なら、どんな相手も怖くない気がした。

幼い頃から一緒に剣を究めて、一緒に遊んで、いろいろなことを学んだ。


旅の目的は単純。

魔王を倒すため、だ。

その為に、仲間を探す。


「三年後・・・・その時が、チャンスだ」
「えぇ。わかってるわ」


魔王の力が弱くなる、三年後。

それまでに力になってくれる仲間を探して、世界を救ってみせる。

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