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女剣士のお悩み事情

第1章 非力な女剣士




旅立って、二年。

思っていたより早く、故郷に帰れそうだ。

私が見つけたのはラルドを含め五人だけだったが、戦力は桁違いだった。

私も自分の剣で魔物を倒し、自信をつけていった。



それは、ある魔物の巣窟を一掃した次の日の夜に起こった。







「イアラちゃん、好きだ」

「ちょっ、リファン!?やめっ」


橙の頭髪、小柄でつりあがった瞳、片耳にはピアス。
彼の名前は リファン・ルコレ。
元盗賊団団長で、私の仲間だ。


そんな彼は今、私にディープキスを行っている。

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