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数日たって、少女があの人の子供だということがわかった。

近所に大きな家がある。
城の次に大きいと思う。
そこに居た、あの男の人。
茶髪で大柄で、とっても優しくて・・・・。
何度も会った。俺が悪さする度に、親父と一緒に叱りにきた。

たまに俺の家にも顔をだし、親父と親しげに話し、帰っていく。俺にも笑いながら声をかけてくれた。


大好きだった。

名前は何だったか。思い出せない。


あの人の傍らにはいつも、綺麗な女の人が微笑んでいた。

やはり茶髪で、やはり優しい。
知らない母の面影を見ていた。





その人達の、娘。

賊に攻めいられて、２人が死んで、遺された女の子。