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女剣士のお悩み事情

第2章 追想

窓にとびのって、無理矢理こじ開けた。

食べ物が腐ったような匂いがしたが、そんなことどうでもいい。

抱え起こして、鍵を開けたドアから自室に運んだ。

親父は仕事中だ。緊急事態なので呼んでもいいと思ったが、頼りない大人を呼ぶより、本職を呼んだほうがいいと考える。



ぐったりしていて、抱えたときには妙に軽かった。










「おーぅ。ラルドォどうしたぁ?」

息をきらせながら、近くに住む医者のところにあがりこんだ。
酒臭い女医。

事情を説明すると水を一杯飲み干し、すぐに俺の部屋に来た。

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