女剣士のお悩み事情
第2章 追想
「絶対安静で飯を食わせること。それで外に出て遊べ!以上!!」
部屋には俺と少女だけになった。
女医の話ではしばらく目を覚まさないかもしれない、ということだった。
昼間から酒を飲むことを除くと腕は確かな医者だ、多分大丈夫。
彼女の部屋の食べ物は全て処分し、散らかっていた本などを片付けた。
木刀を握ったまま倒れていたので、少女の傍にはそれが置いてある。
何か文字が書かれた木刀。
赤い染みで、途切れている。
これは・・・・血・・・?
不意に吹いた風が、あの人の匂いを運んできた。
部屋には俺と少女だけになった。
女医の話ではしばらく目を覚まさないかもしれない、ということだった。
昼間から酒を飲むことを除くと腕は確かな医者だ、多分大丈夫。
彼女の部屋の食べ物は全て処分し、散らかっていた本などを片付けた。
木刀を握ったまま倒れていたので、少女の傍にはそれが置いてある。
何か文字が書かれた木刀。
赤い染みで、途切れている。
これは・・・・血・・・?
不意に吹いた風が、あの人の匂いを運んできた。