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女剣士のお悩み事情

第3章 死んだ王子

2日後の昼食。


明日、1日ルビーの村に寄ることになっていることは、みんなも同意してくれていた。




「上手いな、これ何の魚だ?」

「ちょっと塩とって」

「イアラちゃんも食べなよー。僕交代してあげるから」

「え?いいわよ、後にするから」

「・・・・・」

「・・・・・」

「いい天気だな」






何もかもバラバラだけれど、いつものことだ。



「予定よりも時間があるから・・・・そうね、あと2刻後に出発しようと思うわ。その時、またここで集合して」









「イアラ」

「え?」

ぼーっと日陰で過ごしていた私に、ルビーが話しかけてきた。

「どうしたの?」


彼は近くにあった小屋を指差した。

「ちょっと気になることがあってさ・・・・来てくれねーか?」


「えぇ。行きましょ」

一瞬、数日前のリファンとのことを思い出したが、すぐに打ち消した。


(ルビーは小瓶のことを知らないみたいだったらしいし・・・・大丈夫よね)










小屋の中はひんやりとしていて薄暗く、ずいぶん埃っぽかった。


「ここがどうした・・・!!!」

振り返った私を、彼は強く抱き締めた。

「え・・・?ル・・ビー・・・・?」

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