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女剣士のお悩み事情

第3章 死んだ王子

「オモチャ・・・?」

彼は手の動きを止め、また私の目の前に現れた。


「・・・・まずはどうしてほしい?マニアックなプレイはまたそのうちで・・・・・」


いつもの鋭い瞳が爛々と輝いている。この小屋は薄暗いはずなのに、だ。



「決ーめた。折角、王子様が転がってるんだから」

彼は私の肩を押し、その場に倒れさせた。

下から上を眺めると、人影が2つに増えている。

金髪と、白髪。
青い瞳でぼうっとたたずむルビーは、操り人形のように見えた。


いきなり体が動き、傷んだ床でタイツが破れた音がした。

2本の手と膝を床につけ、動物のような形にされる。


また目の前に現れた魔法使いは、可笑しそうに口元に笑みを浮かべていた。


「素直にさせる薬」と、彼が懐から取り出したのは、あの小瓶だ。




魔法使い、オズリシャ・マリアニア。
魔力の強さは随一だが・・・・・性格に問題があると、ラルドは言っていた。

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