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女剣士のお悩み事情

第3章 死んだ王子

その後、オズリシャは即座にルビーのソレを抜き、私の尻に射精させた。

杖も抜かれ、晴れて自由の身・・・・・というわけにはいかなかった。



「はっはぁ・・・あぁぁぁ・・・・」

くらくらして、体が動かない。

疲れが体を蝕み、足はまるで役にたたない。



ドアのほうに手を伸ばしたが、体は重く、その場に座りこんだ。

ぬるぬるとした液体が皮膚に触れる。いろいろな人の体液だろう。指でさわると弾力があった。



ぼーっとする。頭が真っ白だ。


バタリ、と音がしたほうを放心したまま見ると、ルビーが倒れていた。オズリシャは赤い瞳で私を見、杖をルビーに向けた。


「王子の記憶は消すから安心しろ。・・・・・で、女剣士様?これからどう動く?しばらくは色欲の効果も続くから・・・・男の体を求めるようになるけど」


笑みを浮かべた彼を、必死に睨みつけた・・・・つもり。


「睨めてない。・・・そんなエロい顔して誘ってんの?」


(・・・ふざけんじゃないわよ)


そう言いたかったが、口が動くだけで声がでない。

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