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女剣士のお悩み事情

第3章 死んだ王子

彼は近づき、私の顔を覗きこんだ。

そして、端正な顔を歪めた。


「ま、女剣士さんはまだ14の小娘だから理解できねーのもわかる・・・・だから教えてやる」

「・・・・・」


  「男は獣だ」


最後に優しい口づけをして、彼は出ていった。外からラルドの声がする。


「あの女なんてとっくに死んでる」と、耳元でオズリシャの囁き声がした。














「っ!イアラッ!!おい・・・・」


ラルドが光と共に入ってきて、私を抱えこんだ。


服は着ていたが、見るからにぼろぼろだったと思う。


タイツは破かれていたので、もう一度素足になった。ラルドから貰った水を飲むと、夢から覚めた気分になり、予定通り一行は歩き出した。



スカートをめくるリファンを上手くかわしながら、ルビーの様子をうかがった。そのうち目を覚ますだろう。





そこに、オズリシャの姿はなかった。

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