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女剣士のお悩み事情

第1章 非力な女剣士

「にしても14にしてこんなのか・・・・。おっそろしー」

そう呟くと、彼はまた噛みついた。
そのたびに私は反応してしまう。

彼の片手はまだ、後ろから尻を撫でていた。

私の手は彼をなんとか止めようと、彼の手を掴んでいたけど、やはりまったく動かなかった。


「だから無理って言ってんじゃん。ほらっ」

手首を握られ、上にあげられる。

「ほら、ね。イアラちゃん」

彼の背丈より上に手を上げられると、自分の足も床から浮いてしまいそうになった。

「よっと」

ふわりと自分の体が浮き、ベットのうえにおとされる。


(これは不味い・・・・・。)

ベットに倒されたということは、思いつくのはひとつ。

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