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殺シテヤル

第3章 第二章

男は、首筋に這わせていた舌をそのまま耳元へ持っていく。
そっと耳朶を舐めあげ、軽く噛む。

「んぅ…」

味わった事のない感覚に戸惑いながら、
かのんは必死に抜け出そうと躰を動かす。

もぞもぞと、躰を動かしていると、
腰のあたりに違和感を感じた。


―――何?何か…硬い……


それは、腰に押し付けられた、
男のペニスだった。
服の上からでも分かるその大きさと硬さ。

男を知らないかのんは、
ただただ恐怖を感じていた。

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