あいどる君に恋煩い
第7章 訪問客
「都ちゃん!末っ子のことよろしくねー!」
「あ、今日俺たちに会ったの末っ子に言っちゃだめだぞー?」
なんて言われた気がするけど、私は気づかないふりしてとりあえず足を止めなかった。
***
「まさかここで噂の都ちゃんに会うとは思わなかったなー。圭輔兄、都ちゃん、どう?」
「あれは… 構いたくなるのわかるなー! 早く妹になってほしいなー(笑)」
「圭輔兄気が早過ぎ(笑)」
「ま、でも弟達は揉めそうかなー?裕太はどう思うよ?」
「んー、そこは同意見。ま、兄貴達は弟達と可愛い妹を見守ってあげますか。」
「だな! でもなんていうか、俺は兄貴ってより父親な気分だわ。」
「えー、まだ25でしょ(笑)」
そんな会話をしながら高木圭輔て中条裕太は店を後にした。