テキストサイズ

紅蓮の月~ゆめや~

第14章 最終話 【薄花桜】 二

その話を治助は布団の中で聞いていた。父が帰った後、家に戻れと言う治助に小文は泣きながら首を振って帰らないと言い張った。治助はそれ以上、何も言わなかった。

ストーリーメニュー

TOPTOPへ