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ふたりのカタチ

第15章 ありがとう

翌日だいぶ具合も良くなり
かずちゃんのお母さんにお礼に行った

もう一度お礼を言われ、なんだか幸せな気持ちになった
愛されているんだな…
かずちゃんも…そして、私も…

夜にかずちゃんが帰ってきてから
子供の頃の話で盛り上がった

私よりも良く覚えているかずちゃんは
楽しそうに話をしている

「お誕生会も覚えてないんだよね?」
「んー何となくしか…」
「じゃあさ、オレがさ…」

そう言ってニヤニヤしながら話している
「オレがあやのサンのファーストキスの相手だってことも覚えてない?(笑)」
「えー!!」

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