歪みの世界
第1章 プロローグ
アラームにて、俺は起こされた。よく寝たと背伸びをした。
隣を見ると、2枚敷いた筈なのに智貴は俺の布団に潜っていた。すやすやと気持ち良さそうに智貴は寝ていて、無意識に口許が綻んだ。
さてと、朝食を作りに行こうと俺は重い腰を上げた。
ワカメと豆腐の味噌汁と塩鱒、沢庵と納豆、ひじきの煮物。序でに、クッキーも作る事にした。
昨日の夜に作っておいた、柚子風味ゼリー。
正直、献立考えるのが苦手だから前もってノートに書いておく。そうする事によって、何を作ったか忘れないし被らない為だ。
俺は、手早く調理にかかった。
「おはよう、兄貴。起こしてくれれば良かったのに」
「その気持ちだけで十分だよ。ありがとう。それじゃあ、味噌汁とご飯よそて貰っても良いかな」
「うん、分かった」
俺は塩鱒とひじきの煮物を皿に乗せ、居間に持っていった。
台所に戻って、余熱して置いたオーブンにクッキーの入ったトレイを乗せた。
「兄貴、何作ってんの?」
「クッキー」
「へぇ…此れまた何で」
作りたくなったからと言っておいた。
本当の所は内緒にしておく。言ったら、心配されそうな気がするからだ。
まぁ、心配かける様な事する自分に非が有るから何とも言えない。
隣を見ると、2枚敷いた筈なのに智貴は俺の布団に潜っていた。すやすやと気持ち良さそうに智貴は寝ていて、無意識に口許が綻んだ。
さてと、朝食を作りに行こうと俺は重い腰を上げた。
ワカメと豆腐の味噌汁と塩鱒、沢庵と納豆、ひじきの煮物。序でに、クッキーも作る事にした。
昨日の夜に作っておいた、柚子風味ゼリー。
正直、献立考えるのが苦手だから前もってノートに書いておく。そうする事によって、何を作ったか忘れないし被らない為だ。
俺は、手早く調理にかかった。
「おはよう、兄貴。起こしてくれれば良かったのに」
「その気持ちだけで十分だよ。ありがとう。それじゃあ、味噌汁とご飯よそて貰っても良いかな」
「うん、分かった」
俺は塩鱒とひじきの煮物を皿に乗せ、居間に持っていった。
台所に戻って、余熱して置いたオーブンにクッキーの入ったトレイを乗せた。
「兄貴、何作ってんの?」
「クッキー」
「へぇ…此れまた何で」
作りたくなったからと言っておいた。
本当の所は内緒にしておく。言ったら、心配されそうな気がするからだ。
まぁ、心配かける様な事する自分に非が有るから何とも言えない。