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Hな片想い♡

第13章 揺らぐ想い

遅刻間際や、
遅刻者は不真面目な人が多い

そんな人たちだ
そいつらが、私を苦しめた


「あ、松崎由奈じゃん」

「あ、川原秀夜に犯された?」

「そうそう!」


そんな会話が聞こえたり、
かげでクスクス笑ったり…

心拍数がすごくて、
今にも倒れそう

そんな時、


「おーい!!!」


どこから声が聞こえた

関係ないと思い無視をした


「このヤリマン!!
気持ちよかったー?笑」


私のこと…だよね……

生活委員は気まずそうに目を逸らす
まるで、逃げるかのように

けど、同じ生活委員の高橋だけは
しっかりと私の目を見ていた

私の目は潤んでた
悲しみと、悔しさで

けどそんな目ですら
高橋は見つめてくれた


「高橋……
助けて……」

「由奈、戻ろう。教室に」


別れて以来、初めて由奈と呼ばれた
あの時の幸せな記憶が溢れる


「私、もうダメ……」

「大丈夫だよ
そんな悲しい顔しないで
由奈は何も悪くないから」

「なんで何も悪くないのに、
こんなに見えない圧力かけられるの?」


かすれた声で聞く


「それはね……
みんな面白がってるだけだよ」

「もうやだ……」

「…ごめんね」


そうして教室へと歩きだした

周りの視線なんて全部跳ね除け
高橋は教室まで付き合ってくれた

ありがとう……

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