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Hな片想い♡

第13章 揺らぐ想い

私は朝の重たい空気の中、
長い時間、高橋を待っていた

いつもの10分が何時間にも感じる


キーンコーンカーンコーン__


チャイムがなった
…だけど高橋は帰ってこなかった


「先生、高橋は…」

「まぁ色々あってな
俺もいかなきゃいけないからあとで」


小声で先生にたずねたけど
先生は急いでいて流された

もしかして私のことでなにかあったのかも…

涙が溢れ出しそうになった
我慢しようとした

その時、誰かが抱きしめてくれた


「由奈、泣いてもいいんだよ」


光だ…。

私はただ一人の親友
光の胸にうずくまって泣いた

光も高橋同様
周りの視線なんて気にしなかった

ただ、そばにいてくれた

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