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Hな片想い♡

第14章 過去

それから数日、
れんからの連絡は一切なかった

俺からもしなかった
なんか気まずくて…


連絡がなくなったのには
理由がある

そう、れんの熱愛が
発覚してしまった

相手は人気俳優だった

年齢は15歳の
れんの一個上

多分、それで忙しいんだ
そして気まずいこともあるだろう

俺は意を決して
電話をかけてみた


プルルル…プルルル…


「…もしもし」

「れん、大丈夫?」

「…なにが?」

「熱愛のこと…」

「うん…大丈夫…」


れんの弱々しい声は
明らかに大丈夫ではなかった


「大丈夫じゃないだろ…
うちに来な?相談乗るから」

「…本当に大丈夫だよ?」


れんは泣きそうな声で
俺に訴えて来た


「大丈夫でも来な
スッキリすると思うし、一人で抱えるなよ」

「…うん、分かった…
家の前まで、高垣さんに送ってもらうね…」

「うん、待ってる」


れんはそのまま電話をきった

今、どんな思いをしてるんだろう
どんな心境なんだろう

ここにくるだけでも
大変だろうに
呼び出して良かったのか…

まぁ高垣さんがいるなら
大丈夫か

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