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Hな片想い♡

第11章 悪夢再び

私は特別教室に押し込まれた

川原の顔はいつもより
悪い顔をしていた


「やめてください!」

「今更逃げたって放送で流すだけだよ?」


その言葉には逆らえない


「そしたら建も聞くかもね
あ、元彼も聞くかー」

「…っ」

「由奈ちゃんの人生めちゃくちゃだね〜」

「あなたこそ、そんなことしたら
今度こそ少年院行きですよ?」

「生意気だね。
さっきまで逆らえなかったくせに」

「私を解放して」

「その冷静な感じ。そそるわ。
めちゃくちゃにしてやりたい

逃げるなら今のうちだよ」

「逃げたらどうなるの?」

「由奈ちゃんが逃げたら直後に
放送室に向かいます」

「そんなの卑怯でしょ」

「俺は卑怯なもんでね」

「最低」

「もう時間切れ。
そろそろ初めちゃう?」

「なんなんで…きゃあ!」


逃げようと思った頃にはもう遅かった

後ろに押し倒されて
M字になっていた

その時がジャージだったことが
幸いなことだ

そのまま上半身も倒され
手首を紐で押さえつけられた


「今の状況、
最高にエロいよ」


どれだけ抵抗しても
縄がほどけることはない

唯一自由なのは足だけだった

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