真っ赤な家庭
第5章 松本 圍
彼女と蕩けるような熱いキスをしては激しく何度も交わった。
「あぁっ!
気持ち良かったわ、圍(めぐる)元気じゃない。」
「今はな…」
と言っては彼女に全てを話しては意見を聞いた。
彼女は全てを客観的に見ている。
「やっぱり、
警察内部にこの事件の犯人がいたりして。」
俺がそう思っていることをさらっと発言した。
絶対に警察内部にこのヤマの容疑者はいるんだ。
「悪いけど、圍の本当に近くにいる人かもしれないわ。
念の為、気をつけて。」
「俺のこと思ってくれているのか?」
「当たり前でしょ、
思ってもいない男となんて寝ないわよ。私これでも固い女なのよ。」
意外な言葉が出てきて驚いたが、嬉しい。
確かに身近に…
俺の背中も押そうとしている奴がいる。
俺の知っている奴。