テキストサイズ

真っ赤な家庭

第5章 松本 圍



そう言えば、林さんはひたすらハサミを気にしていた。



凶器がハサミ状のものだからか。






いや、林さんの家にあったのも見覚えの無いハサミ…





林さんに加代子…



加代子と話しをしていたとはいえ、ただの世間話で、まだヤマには触れていない。



加代子…




林さんの家のハサミ…




ハサミに付いた布の名前…




カヨコ…



偶然ではない…






ブツブツ言っていると聞いていたのか、彼女が思いがけないことを言って驚いた。



ストーリーメニュー

TOPTOPへ