テキストサイズ

ベッドの上だけの彼女

第1章 セフレの関係

それが、賢太との始まり。それから、たまに私のところに遊びにくるようになった。

カーンと、音がして、ハッとした。何昔のことを思い出してるんだろう。落とした最後の缶を、ゴミ箱に入れた。

賢太に愛されてる彼女が、たまらなくうらやましい。




ーーーー


ーーーーー

私は、夜、たまらずに、友達と会う約束をした。

何も考えたくなくて。


「もうさあ~やめなよ。」

目の前に座る、私の友達、淳子が、そんなことを言ってくる。

ファミレスの店内。

昨日は、土曜日で、今日は日曜日。
店内は込み合っていた。


「無理だよ…」

私は、つぶやく。
テーブルにおいてある、グラスを眺めて答えた。


「はああー.....」

淳子は、大きいため息をついた。

大学の友達の淳子は、私と賢太の関係を知ってる。


淳子は、賢太と会ったことはなく、あくまでも私からきいて、知ってるという感じ。

最初は、真剣にきいてくれた友人も、度がすぎると、あんまり相手にされなくなる。

ストーリーメニュー

TOPTOPへ