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ベッドの上だけの彼女

第1章 セフレの関係

「.............」


答えない私に、淳子はため息をついた。

「ハイハイ。悩むのは勝手だけどさ、そんな暗い顔してないでよ。こっちが不幸になる。」

かなり厳しいことをいう淳子。
当たり前かもしれない。

口を開けば、賢太、賢太って、私は賢太のことしか話さない。


そんなことに、うんざりしてるんだ。。

「.......美咲はさあ、結局どうしたいわけ。」


携帯をとじて、こっちをむく。真っ直ぐな目と、目があった。

「どうしたいって?」


「賢太。このまま、この関係続けるの?別れるの?」


.......早急に究極の選択を迫られてしまった。

賢太と、このまま、続ける?セフレはもうイヤだ。ピルを飲まされるのもイヤ。

でも、別れる?
それもイヤだ。

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