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ベッドの上だけの彼女

第1章 セフレの関係

私が何も言わないでいると、先輩は、どうしたの?て聞いてきた。

「あっ、オーダーとったから、料理長に伝えなきゃ」

そういって、その場から離れた。

背後から、また2人の会話が聞こえていた。

「俺、同じ大学に彼女いますよ」


料理長に伝えながら、耳は完全に背後の会話に集中した。


「えー!そうなの!ちょっとちょっと!初耳っ!まあでも、中澤さんもてそうだもんねえ」


.....聞きたくない会話なのに、耳を傾けてしまう。

「え、先輩そんなふうにみてたんですか?俺、モテませんよ。」


「うそうそ~! ところで、彼女とは、ラブラブ??クリスマスも一緒に、過ごすの?」

先輩は、楽しそうに聞いている。

「まあ、ラブラブ?ですよ。そりゃもちろん、アハハ」


その会話の途中で、料理長が2人にきづき、注意した。

「こら!そこ、2人!そんな大きい声で会話してたら、お客さんにきこえるだろ!仕事しろ、仕事!」


そんな料理長の声に、2人はびくっとして会話をやめた。


.....なんだか、ほっとした。

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