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ベッドの上だけの彼女

第1章 セフレの関係

「美咲、好きだよ......っ、うっ」

私は、その言葉に反応して、ぴたりと、動きをとめた。

いま、好きっていった?

賢太の顔をみると、さっきまでの荒々しさはなくなっていた。

ベッドのいつもの、優しさになっていた。

「美咲?もっとやってよ.....」


......セフレだと、もっともっと、荒々しいことしてきたら、私は割りきれたかもしれなかったのに。


そうおもった。

なんで、ベッドの上では優しくするの?

淳子がいったみたいに、目の前にやれるやつがいるのに、気を悪くさせるようなことはしないって。
確かに、そうかもしれないけど。


これが、私が、離れれない理由の1つでもあるんだ。


私は、また、小刻みに動かした。


「うっ.......そろそろ、挿れる?」

賢太にそういわれて、

私は、頷いた。

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