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ベッドの上だけの彼女

第1章 セフレの関係

"おまえだって、感じてただろ?"

取り残されたベッドで、いま男が放った言葉が、反芻する。

私は、そっと、自分の大事な部分に、
指を入れてみた。


くちゅくちゅと、余韻がまだ残っていた。

..............。

いま、体を重ねていた男、
中澤 賢太。

彼女持ち。彼女がいるのに、私と体の関係を持っている。

人は言う。私たちの関係を、セフレだと........。

まだうずいてる、体に、虚しさを覚える。

賢太は、私のこと、セフレとしか、おもってないけど、私は違う。


中だしをしてくる理由、賢太が、私にピルを飲ませている。ひどいことされてるのに、私は賢太が好きだから許してる。

でも、ピルを拒んだら、中だしを拒んだら、もう会ってくれなくなる気がして。


私は、ピルを飲むことより
賢太と、会えなくなることのほうが嫌だった。

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