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君がいいんだ

第7章 腕の中の君

2度目の彼女の部屋だけど
やっぱり緊張した

この前の光景がちらついて
会話に集中できない…

『お風呂がわきました!』
突然の機械の音声にびっくりした

「先に入ってくる…?その間にごはんの準備しちゃうけど…」
「そう…だね…じゃあ…お言葉に甘えて…」

入れてもらったコーヒーをちょっと飲んで
お風呂に向かう
浴室や洗面所の色んなところから
彼女の香りがしてきて、過剰に反応してしまう…

髪を乾かしながら風呂を出ると、持ってきたTシャツとスウェットに着替えた

部屋に戻ると「先にどうぞ」と
テーブルに冷えたビールとつまみを並べてくれた

「わぁ!!ありがとう…って紗英ちゃんは?」
「私は…あの…その間にお風呂…入ってきて…いい?」
「そっか…うん…」

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