テキストサイズ

君がいいんだ

第7章 腕の中の君

小さなテーブルをどかして
彼女をそばに寄せる

「ごはん美味しかったよ」
「へへ…ありがと…」
「紗英ちゃん…?」
「なに?」

彼女が俺の方を向くと
髪が少し俺の顔に触れた

シャンプーの香りで理性がぶっ飛ぶ

「翔くん…?」

俺はただただ彼女をきつく抱き締める
両手で彼女の顔をはさみ
むさぼるように唇を求める

彼女は俺の名前を呼んだあとは
俺のキスを受け入れている

「キスしていい?って聞こうと思ってた」
唇を離して俺が言うと
彼女は笑って「聞かなかったよ…///」と
顔を赤くして答えた

「だね…(笑)……じゃあ今度は聞くよ?」
「なに?」
「抱いていい?」

ストーリーメニュー

TOPTOPへ