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適当詩

第9章 9

「贅沢なデカルト」

感動しなくなった心に

かたくなった心に

振動を与えて

一度

粉々にしてみたいもの

虚しさに

自分をころして

何も考えず

ただ

無となって

過ごす

愚痴や文句はでるけれど

それは

ただの身体の反応であり

私の心ではないのだ

と言い訳する



解離、逃避

という言葉は

知っているけど

だから、どうした

くそくらえ

と突き進む毎日

その先に

何が待つのか


こんなことは

百万回と考えた


だからもういいのだ

ただ生きていることに

幸せを見出だすのだ


ただここに在ること


我、思えるゆえに

我あり


とても贅沢な者だ



終わり。

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