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疑惑?ホモセクシャル

第6章 捜索

葵side


じぇんとるは部屋を駆け出して行った。


「あーあ…行かせちゃった……。」
私は溜め息をついた。


本当は行ってほしくなかった。
できれば、一緒に居たかった。


「羨ましいよ…由紀ちゃん…。
じぇんとるがあんなに人のこと心配してるの…初めて見た……。」

私の事は全然心配してくれないのに……。


「じぇんとる、すごく一生懸命だな…
そんなに由紀ちゃんが、大切なのかな……。」


なんで……

なんで由紀ちゃんなの………?


私の方がじぇんとると長くいるのに。
じぇんとるはもう辞めちゃったけど、小学生の頃は同じ習い事をしてて仲が良かった。
それなのに…。

なんで私じゃないの…………?



じぇんとる…。
何が起こってるのかは分かんないけど…。

由紀ちゃんの事、任せたよ……。

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