
先輩、好きです。(続
第3章 戸惑い
〜帰り道〜
いつものように秀と一緒に帰る、それが私の日常になっていた。
秀「それでさ、今日体育の授業でさ~」
最近変わった事
それは秀が空の話をしなくなった事
本人は気づいてはいないだろうけど、莉奈を思い出すからだと私は気づいていた。
ムカつく。
だから私は、空が嫌い。
「ねぇねぇ!明日さ、授業サボって空見ない?」
秀「え・・急にどうしたんだよ?」
「別にー!私も秀と一緒に空みたいなぁって♪だって秀、空好きじゃん?」
秀「お、おう。じゃあ明日一緒に見ようか♪」
「やった!約束ね♪」
秀は優しい。
なんでも私の要望に答えてくれる
だけど、少し鈍感なんだよね。
