テキストサイズ

ヤクザの孫でも純粋です。

第2章 #1



それから外が暗くなるまで
気付かないままずっと荷物をまとめて
いたりお世話になった部屋の掃除を
していた。




      ―コンコン


       「結女」


扉がノックされ、扉が開きお母さんが
私の名前を呼んで部屋に入る。



     「どうしたの?」



       「本当に
       いいの?」



       「いいの
       お母さん、
     私が決めた事だよ」



      「そう、よね…
      変な事きいて
       ごめんね」



      「気にしないで」



お母さんは一度頷き、微笑み
立ち上がって部屋を出る。



ストーリーメニュー

TOPTOPへ