
Forevar thing
第3章 シオンの花
壁はやはり白で、長い廊下が続いていた。
廊下には、沢山のドアがあり、ドアの横に何の部屋なのか、ネームプレートがついていた。
シエルは立ち止まらずに、左側の列の、手前から3番目のドアまで歩いた。手前から3番目と言っても、1つのドアから次のドアまでの感覚が長い。
手前から3番目のドアのネームプレートには、『トロイの部屋』と書かれていた。
「ちょっと待てよ……おい!これ、僕の部屋なのか?
まさか特別に……?」
トロイが当惑して言うと、シエルが当然よ、という顔をして、トロイに言った。
「私のママは、パパの会社の副社長なのよ?このくらい、なんてことないのよ」
トロイはポカンと口を開け、従兄弟の家にある、自分の
部屋のドアを見つめた。滞在期間がとてつもなく長いわけではないのに、従兄弟の家に自分の部屋があるのだ。
しかも、自宅の自分の部屋よりも広い。
「トロイ、こんなことでびっくりしてるんじゃ、そのうち君は失神しちゃうよ」
ジェイクがからかう。
「入ってみたら?私とジェイクとパパは、トロイが来るまで侵入禁止令が出てたの。だから、1回も見てないわよ。ママによれば、自信作だって」
廊下には、沢山のドアがあり、ドアの横に何の部屋なのか、ネームプレートがついていた。
シエルは立ち止まらずに、左側の列の、手前から3番目のドアまで歩いた。手前から3番目と言っても、1つのドアから次のドアまでの感覚が長い。
手前から3番目のドアのネームプレートには、『トロイの部屋』と書かれていた。
「ちょっと待てよ……おい!これ、僕の部屋なのか?
まさか特別に……?」
トロイが当惑して言うと、シエルが当然よ、という顔をして、トロイに言った。
「私のママは、パパの会社の副社長なのよ?このくらい、なんてことないのよ」
トロイはポカンと口を開け、従兄弟の家にある、自分の
部屋のドアを見つめた。滞在期間がとてつもなく長いわけではないのに、従兄弟の家に自分の部屋があるのだ。
しかも、自宅の自分の部屋よりも広い。
「トロイ、こんなことでびっくりしてるんじゃ、そのうち君は失神しちゃうよ」
ジェイクがからかう。
「入ってみたら?私とジェイクとパパは、トロイが来るまで侵入禁止令が出てたの。だから、1回も見てないわよ。ママによれば、自信作だって」
