
初恋
第1章 Encounter
「わぁ!!」
ん?瑠花じゃなかったのか?
そう思いながら俺は眠っていた。
「あぁー。よくねた。」
時計を見るとまだ1時間くらいしかたっていなかった。
「教室もどろ。」
そう思いベットから降りカーテンを開けると、
ソファーの方に1人の女が寝ていた。
「さっきカーテンを開けたのはこいつか。」
ちらっとそいつの顔をみて見ると・・・
「!!」
すっげぇ美人だ 。
その子の顔をまじまじみていると、
吸い込まれそうになる。
整った鼻に長いまつ毛透き通っている肌の白さに
さらさらの黒い髪の毛
俺は、しばらくそいつに見惚れていた。
「んっ?」
俺は、女の左手手首をみた。
ていうか、みえていた。
リストカットの後が。
「まじかょ・・・」
今まで抱いてきた女の中にも、
リストカットしていた女なんていっぱいいた。
だから普通だったら何も思わないんだとおもうけど、
こいつの場合違う。
今まで見てきたのとレベルが違う。
こいつは本気で死ぬ気なんだ。
俺は、知らない間に涙がでていた。
なんだろこの感情?
泣いたのなんていつぶりだろう?
すると廊下から保健室に向かって
走って来る足音がきこえたから、
俺は、とにかくベットで寝たふりをした。
