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とある隠れ変態の物語

第5章 素敵な休日の後の学園も素敵だった。

「む、むぅ……」
「ふふ、ごめんね。思わず」


そう、思わず。
仕方ないよね。
やばい、舞亜、お顔がえっちになってる。真っ赤で、瞳のうるうるがもっと……もっとあはーんな事に。



「ん、んむ、いい。……許す……でも」


再びの沈黙。
上目遣いでしてきたお願いは。





名前で呼んで、欲しいんだ。
その方が仲良くなれる気がして。


とても小さな、愛らしい願いだった。

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