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とある隠れ変態の物語

第5章 素敵な休日の後の学園も素敵だった。


共学ながら何故か男女別クラスのこの学園。

そんな中たった一人の華やかな存在。
アイドル状態の羽恋は凄く目立つから、こんな事してたら今日から目をつけられそうで恐ろしいけど。


現に今だってクラスの羽恋ファンの人達がチラリズムしてるし。
廊下からチラリズムしてる人も居るし。
どれだけ人気が高いかってのが良く分かるよね。

でも。

オレだって二年に上がってからだけど、話してみたいなって思ってたしー。
いいよね?話したり遊ぶ予定立てるくらい。



「楽しみだな!尚輝と遊ぶの。凄く楽しみだ」

「うん。オレも羽恋と遊ぶの楽しみ」

「ただな、少し気がかりな事があって」

「うん?」

「その……明日の数学の小テスト」



そっか、確か数学かなり苦手なんだっけ?



「なら、オレで良ければ教えるよ?遊乃先生多忙みたいだし」


遊乃先生ってのはオレ達2F(2-F)の担任であり、この学年の数学担当で、生徒から絶大な支持を受ける先生。

まぁ、容姿端麗なのも手伝ってなんだろうけど。



「え、い、い、良いのか?!尚輝は教えるの上手いからすっげー助かるっ!」

「そう言ってくれると嬉しいな」


遊ぶ約束に放課後の勉強。
ごめんねみんな、抜けがけしちゃって。

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