テキストサイズ

とある隠れ変態の物語

第1章 子猫ちゃん拾いました。



もう即答。
即答だなんてこったい。
何だこのイベントは。


現実世界はいつから攻略ゲーム方式になったのだろうか。
分からないけどラッキー!!


内心ガッツポーズを取りまくりながらどさくさに紛 れて腰に腕を回すとお兄さんえっち、なんて表情を変えずに言う。



何?変態め?ははは、今更何だ。
ゴーイングマイウェイだ。


「まぁまぁ、ね。ほら立って」


子猫ちゃんを支えて立たせ、傘の中に入れて肩を抱き寄せる。
すっかり冷え切った体を少しでも温めようと、バックから出したタオルで拭く。


何て素晴らしいイベントだ。
うわ色っぽい。
滴る雫とか伝う首筋とか鎖骨とか。
はははやばい!!


さぁ、行こうか。
子猫ちゃん。
家はすぐそこだからね。
楽しい休日の始まりだひゃっほい!!
明日が休みで良かったー!!

ストーリーメニュー

TOPTOPへ