
D-カノ!
第1章 本田 圭介
「あんたさっきから、何つったってんの?」
髪の毛は、腰くらいまであって、金髪に近い茶髪。
ざ・ギャルって感じ。
できればあんまりつき合いたくない。
けど、そんなこと言ってられないし。
「いや…道に迷っちゃって。できれば道教えてくれないかな?駅に行きたいんだけど。」
「あー無理。今おばあちゃん帰ってきてて忙しいんだよね。こっから、真っすぐ行って、二つ目の信号で…」
「あら?あなたどうしたの?」
もう一人女の人がでてきた。
「道に、迷っちゃって。」
「あらぁ。え!駅に行きたいの?ここからかなり遠いしねぇ。もう暗いし、雪降ってきたし。…ん?あなたもしかして、おばあちゃんを送ってきてくれた、学生さん?」
「えぇ。まぁ。」
「おばあちゃーん!さっきの学生さんが!」
