KURO
第2章 それは突然に
そしたら、俺の疑問に少し困った顔をし、
ふぅと息を吐いて何かを決心した顔つきになった。
さっきまでとは、全然
雰囲気が違う。
…言いにくいことなのか?
途端に、俺は耳を身構える。
「実は……はると」
「お、俺と何…?」
人間になったのは、
俺が関係しているのか?
しかも、言葉を濁すって…
やっぱ、なんかある?
「実はね、はると……
ピーやピーをして、あ、【自主規制】もして、俺のピーをはるのピーに入れて一緒に気持ちよくなっt「ちょ、ス、ストップー!!!!」
俺は、身動きがとれない分、
大声で止める。
人が真剣に聞いてんのに、
なんなんだ!?
真面目な顔して、
もろ18禁じゃねーかよ!?
重要なことを言うと思って、
耳を身構えた俺に謝れ!!
「どうしたの、はる?そんな慌てて」
平然とした顔で言うコイツに
殺意を芽生えたのは、言うまでもない。
仮にコイツが本当のクロだとしても
全然、中身が違う。
クロは、もっと純粋だ!
「お、お前…俺がさっき言ったこと聞いてたか?」
俺は、猫から人間になった理由を
説明しろと言ったんだ。
なのに、……はぁ。
ため息しか出ない。
「もちろん、聞いてたよ!だからそのことを話そうとしていたのに途中で遮るんだもん」
だ、だもんって…
そんな素っ裸の野郎が言ったって
可愛くねーよ。
そんで、
「ほぉ~?説明しようとしてただと?」
信じがたい。
あんな自主規制を連発しといて
よく言うぜ。
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