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貴方に会えて…

第2章 告白

次の日、ドキドキしながら学校へと向かった。
すると、海華が交換ノートを持って教室にやってきた。
[那美ちゃんおはよう!ノート持ってきたで!]
『海華…。おはよう。ありがとう』
[見たでぇ!にやけてしまったわ!]
『え!?』
[まぁ、また見といて!笑]
そういって海華は自分の教室へと行ってしまった。
私は急いでノートを見た。
内容にはこう書かれていた。
"茨木君のことやけどさ、海華、本間なんかわからんねんな。
那美ちゃんには一緒に走ろうとか一緒に学校へ行こうとか言うのに海華には言ってこやんやろ?
だから、海華が思うには茨木君は海華じゃなくて那美ちゃんのことが好きなんじゃないかな?って思った。もし、那美ちゃんが好きなんやったら応援するで?
海華はやっぱり忘れられへんあいつがいるから!(*^^*)
海華も、那美ちゃん傷つけてしまってたんならごめんな。
なんでもほいほい茨木くんのこと言ってしまって。
嫌な思いしたよな…。"
交換ノートにはそう書いてあった。
私はすぐに、返事を書いた。
"海華…ごめんな。那美日向君のことまだ本間に好きって言って良いのかわからんねん…考えてる。
でも、メールとかきたときとかすごくうれしいねん。
那美も嫌な思いさせてごめんな。また話すな。ありがとう。"
そう書いてノートを閉じた。
私はとても嬉しかった。海華に嫌われるんじゃないかと思ったから。
本当に、友達が海華で良かったと思った。
『また、海華と修学旅行の話とかしよ!』
私は、心の中で思いうきうきしていた。
本当は次の日にノートを渡すつもりだったけれど、あまりにも嬉しかったので、授業が終わるとすぐに海華の教室へと走っていった。
『海華!』
[あれ?那美ちゃん!どうしたん?]
『ノート渡しにきただけ!笑』
[はや(笑)さっき渡したとこやのに(笑)]
『いや…。早く渡したくてな』
[なんでぇ?笑]
『いいの!じゃあな!笑』
[うん(笑)ばいばい!]
ノートを渡し自分の教室へと戻った。


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