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貴方に会えて…

第2章 告白

次の日、私は目が覚めた。
『…。あれ。いつ寝たんだっけ。』
まぁ、良いかと思い私は朝食を食べに下へ降りた。
お母さんは仕事へ出かけたので、朝ご飯はテーブルの上に置いてあった。
今日は土曜日。部活が朝の9時からある。私はゆっくり準備をして海華との待ち合わせ時間までのんびりとしていた。
昨日の部活での出来事を思い出した。
メールも入っておらず、多分日向は忘れているのだろうと思った。
正直一度寝たらどうでも良くなった。

待ち合わせの時間に合わせて、家を出た。

自転車をこいでいると後ろから海華がきた。

[那美ちゃん!おまたせ!]
『海華!おはよう!いこっ』
[うん!]
『朝9時ってのがいいよな。ゆっくり寝れるし』
[わかる。めっちゃねれる。ところで昨日、茨木くんからメールかなんかきた?]
『なんもきてないよ。多分忘れてるんちゃう?』
[普通忘れるか?]
『さぁ。謎』
[あいつ会ったらしばきやな。]
『どうでもいいからいいや。笑』
[ほんまにいいの?好きなんやろ?]
『まぁ…。でもいいねん。那美が言って気づくようなら那美のことそんだけの存在ってことやねんから。』
[う~ん。様子見やな。]
『うん。部活がんばろ!』
[せやなっ]
私と海華は学校に着き女子部室へ行った。
《那美先輩!海華先輩!おはようございます!》
『おはよう』
[おはよう]
《どうしたんですか?先輩二人とも元気ないですね》
『[どうしたもこうしたも、全部あいつのせいで、むかついてんねん!]』
《…。先輩(笑)》
[あっ笑]
『海華とはもった。笑』
私たちは部室で笑っていた。
きっと隣は男子部室だから聞こえていただろう。

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