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貴方に会えて…

第2章 告白

2人1組と聞いて、私は海華のところに行こうとした。
海華もこっちを見た。
《入江さん!一緒にやろ》
そこへやってきたのは生意気なタメ口の後輩だった。
[えぇ。那美ちゃんとやろうとしてんけど。]
《あほか。友さんは日向とすんねん。》
『なんでそうなんの!?』
《だって、俺入江さんとやりたいから。》
『なんやねんそれ。しゃあないな』
そうして私は日向の元へと行った。
すると、私の一つ下の後輩の女の子が日向のところにいた。
《なぁなぁ、茨木くん。ペアおらんねんやったら一緒にしようよ。》
「おれ、どりさんとするから。」
『どりなら、海華と組んだで。』
「えぇ。どりさん…。」
《じゃあ、うちとやろうよ!》
「じゃあ、友さん誰と組むんすか?」
『海華どりにとられた時に、どりが友さんは日向とすんねんいうて言われたからこっちきてんけど。』
「そ、そうなんですか!?
どりさん何考えてるんやろ」
『ようわからん(笑)
でもまぁ、日向くんも取り込み中なら他あたるわ。』
「いやいや、待って友さん。どりさんがそういうたなら俺友さんと組みます。」
《先にうちが言うてんからうちやろ!》
『本間やわ。せーちゃん先やろ』
「いやです。」

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