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貴方に会えて…

第2章 告白

笑顔で言ったつもりだったが、日向と目が合うと日向は驚いた顔で何だか顔が赤めいているようにも見えた。
『日向くん??』
「はっはい!?」
『何で裏返ってんの(笑)
めっちゃおもろいな(笑)』
「ちょっ!?笑わんといて!」
『何でよ(笑)ええやん!』
「もうなんでもいいっすよ(笑)」
『なんやそれ(笑)』
「それより、友さんの家俺の家とちかいっすよね!?」
『何よいきなり(笑)近いで?』

いきなりそんなこと言われたらドキドキしてしまう。
話を変えたかっただけなのかもしれないけど…。

「友さん明日学校一緒に行きましょ?」
『えぇ!?』
「ダメですか…?」
『え!?ええよ!あたりまえやん!うれし…!?いや…あの…』
私は嬉しすぎてテンパってしまった。
"うれしい"とつい言ってしまいそうになったからだ。
いや、もうほとんど言っていたに等しい。
ちょっとチラッと見るつもりで日向の顔を見た。
日向は顔を少し背けていた。
耳が赤くなっていた。
『耳赤いで?笑』
「と!?友さんのせいっす」
『なんやそれ(笑)』

あほちゃうかとかそんなたわいない話をして帰った。
家まで送ってもらい家に入ろうとしたとき。
「友さん!」
『ん?』
「明日、家まで迎えに来るから!!」
そう言われてドキッとしない女子はいないだろう。
だって日向はかっこいいから。
『ありがとう(*^^*)
気を付けてな! 』
「はい!」
私は日向が見えなくなるまで背中をみていた。
見えなくなり家に入った。

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