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貴方に会えて…

第3章 修学旅行

バスに乗り込み私はクラスの友達の横に座った。
『おはよぉ。朝何時に起きたん?』
《那美おはよ!私5時に起きたで(笑)》
『うっそ!?結構ゆっくりやな(笑)那美なんか4時30分(笑)』《めっちゃ早いやん(笑)》
『やろ(笑)髪の毛とかぼっさぼさやから時間かかるねん(笑)』
《わかる(笑)》
こんな会話をしてるとすぐに時間が過ぎバスが動き出した。私はバスの中で海華との交換ノートを少しだけ書いてノートを閉じた。
朝早く起きたので睡魔が襲ってきたので私は隣の友達と寝ることにした。
あれから、何時間がすぎ航空についた。
先生から航空券をもらい各指定席へと向かった。
私と海華はクラスが離れているためだいぶ席が離れていた。
『なぁなぁ。ちょっと3組の方行かない?』
《え?別にいいけどなんで?》
『いいから!!』
《まぁひまやしええよ!》
『ありがとっ!』3組の方に移動して私は辺りを見回しあの人、輝を探した。
探していると前から歩いてきた。私は探すのに必死で前から歩いてきてるのがわからなかった。
後ろを振り向き友達がいるか確認しようとした時友達が《那美!前危ない》そう言われたので慌てて前を向いた。
向いた瞬間に輝とぶつかってしまった。
『ごっごめん!!大丈夫…?前みてなかった…』
〝ええよええよ!俺もみてなかったし!〟
『ごめんな…ありがとぉ気をつけるわ』
〝てか。那美だれ探してたん?キョロキョロしてたし〟『え!?いやだれも探してないよ?』
〝そうか?ならいいや。ちょっと俺5組行くわ〟
『うん!じゃあ!』
《なぁなぁ?だれも探してないよって嘘やろ?笑》『え!?うっさいわ!』《ふぅん(笑)》私は心の中でぶつかったことと話せたこと、誰を探してたのか聞かれたこと、全部が嬉しかった。
こんなんで嬉しくなったらいけないのに。
でも、1度好きになってしまった人をすぐには忘れられない。
だから、この修学旅行でケジメをつけようと思った。

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