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貴方に会えて…

第3章 修学旅行

だんだんと海華と私に近づいてくる二人。
普通に出口がここしかないから、出るためにこっちにきてるだけのこと。
それでも固まってしまう。

二人が横を通り過ぎようとした時に、慎一が出口の真ん中で固まっている私と海華に気づき話しかけてきた。
〈あれ?友川と入江そんなとこで何固まってんの(笑)〉
『え!?別に固まってないし!』
〈いや、ボーッとしてなかったし超ガチガチ(笑)〉
"固まってた。"
『うーん(笑)ちょっとわからんかな(笑)
なぁ、海華!』
[う、うん!]
"そういえば、那美どんだけ食べた?"
『やっぱり勝負してたんや(笑)
輝はどれくらい食べたん?聞いても那美が負けるのはわかってるけど(笑)』
"俺、結構手加減はしたよ(笑)"
『え…ほんまに?』
"うん(笑)だって普通に食べたら俺が勝つやろ(笑)"
〈え、二人ともどんだけ食べたで勝負してたん?笑〉
"うん(笑)おもろいやろ?"
〈あほやな(笑)でも面白そう。入江明日の朝食俺らも勝負しよか(笑)〉
[え!?海華!?]
〈うん(笑)〉
[ええけど、多分海華勝つと思うわ]
海華が真顔でそういうから、なんだか面白くて私と輝と慎一は笑ってしまった。

海華は頭の上に?マークを浮かべて首をかしげた。

『あっ!お土産買いにいかな!』
[ほんまや!いこ!]
"慎一、俺らも一緒に行こや"
〈そやな。行こ行こ!〉

私と海華は顔を見合わせ微笑みあった。

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