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貴方に会えて…

第2章 告白

部活も終わり、いつものように海華と帰る。その時、
《友さぁん!入江先輩!一緒に帰ってもいいですか?》
帰りに海華と話そうと思っていたのに後輩が一緒に帰ろうとやってきた。
まぁ、別にいいけど…。
『しゃあないなぁ。何で帰り1人やねん(笑)』
[本間や(笑)いつも他の二年と帰ってるやろ]
《そんな冷たいこと言わんとってくださいよ!俺だってさみしいねんからぁ…。》
『こいつ本間にたまに思いっきりため口たたいてきよるわ(笑)』
[ほんまにな(笑)]
《え!?だめなんっすか!?》
『もう、なんでもええわ!笑』
《さっすが友さん!》
こんな会話をしながら帰ろうとしたときまた1人やってきた。
「友さん。俺も一緒に帰っていいですか?」
『え?』
私は一瞬止まってしまった。話すこともあんまりなかったのに日向が急に話しかけてきたからだ。
「だめですか?」
『いいよ!なっ海華!』
[いいよ!しゃあないから帰ったろ]
このとき私の中はどうしようという気持ちと、嬉しい気持ちと、複雑な気持ちがごちゃごちゃになっていた。

私は家に着き、ため息しか出なかった。

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