
サイカイ
第5章 サクヤ目線
「いきなりで困惑させてしまいましたね」
キングも同じように感じたらしい
「君を元の時代に戻してあげることは出来ないけど、生活に不自由はさせないからね」
確かに不自由にはならないだろう
キングはシオンの願いならなんでも叶える気だ
『あ、あの…嘘ですよね?
何かのイタズラかなにかで、本当は…』
信じられないて顔だ
それもそうか…
「いいえ、全て真実ですよ
詳しい説明はサクヤに任せますから、何か要望があれば彼に伝えてくださいね」
後は俺でも問題ないと判断したのだろう
確かに保存されてたとか孕めとか俺が言っても説得力がないからな
シオンを連れて執務室を出る
が、シオンはボーッとしてなかなか動いてくれないのでまた担いで部屋に戻った
